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フランドール過去編を終えて

茶番劇第4作品目『フランドール過去編』全12話、約5か月半の月日を経て、完結いたしました。
再生リストはこちらからどうぞ。

フランの過去がそれなりに悲惨な理由

今となっては明るく生きていた彼女も過去では明るくない。
そんな設定を埋め込んだのには複数の理由があります。

まず、「原作の設定とキャラが全く違う」という点が最初にあげられました。
原作では「外に出ようともしない、常におかしい」等明るく元気な姿とはかけ離れています。
「二次創作だから」で大方何とでもなりますが、何故元の設定があるのにそれを完全にぶち壊して制作しなくてはならないのか、制作者としても色々と考えられる部分がありました。

そこで僕が考えたのが、
「最初は原作っぽい感じだったが“あること”を境に今の性格になった」
という過去の話を作ればいいということです。

苦悩して作り出した物語

大まかな構成が決まりいざ制作、といきたかったところですが、
肝心の“あること”の部分をどうすればいいのか、約1ヶ月ほど悩みました。
悩んだ結果生まれたのが
「一度人生に絶望してある人に救われたのが影響で明るい生活を目指す」
ということでした。

これに関しては意外と簡単で、
フランの戦闘能力は(元々の僕の設定で)幻想郷最強クラスという事実があった+フランちゃんは不器用なイメージがあった=力が制御できなくバケモノ扱いされる⇒他人の信頼が消える
という流れを作れば何とかなる気がしました。

はて、ここまで出来たはいいものの、誰が救うのか
問題を解決すると新たな問題が次々と現れました。

結局どうしたの?

誰が救う立場になるのか、実はこれに関してはすぐに解決しました。
まあ、動画でも出てきた通り、あの少年になります。

少年の正体は?

きっと立ち絵、声、話し方でほとんど人が察しついていると思いますが、
あの少年は「天気 晴太」本人そのものです。
少年時代に自らの「好きなところに直接ワープする程度の能力」で遊んでいたところ
ふとやってきてしまったようです。
何事にもイレギュラーな事態は発生しますからね、今回もきっとそうだったのでしょう。

ちょっと待て、じゃあ晴太が「うp主過去編」で幻想郷にやってきた時の反応は何?

一度幻想郷にやってきているという事実があるならば、ワープしてきて
「ここはどこだ」状態にならないはず。

確かに晴太が少年時代に幻想郷にやってきたのは事実ですが、
本人はその時の事を一切覚えていないようです。
詳しい理由は不明ですが、恐らく力が暴走したのが原因で記憶が曖昧になっているのだと思います。
(晴太の力の暴走に関してはこちらの動画をどうぞ)

実は晴太がフランに惚れた理由、フランが晴太に惚れた理由はこの過去があるから

晴太がフランに一目惚れしたのは覚えてはいないもののその笑顔が記憶の奥深くに存在していたからなのです。
フラン過去編第8話で晴太(少年)が帰るときに
「あなたの笑顔素敵ですね 思わず惚れちゃいそうでした」と言っています。
その後冗談だと言いますが、去り際に
「惚れそうだったというのは本当だったんだけど」とぼそっと呟いています。
つまりこの時にもうフランに惚れかけていたというわけです。

フランが晴太に惚れたのは、東方鍾愛録第7~9話で晴太の暴走化(正確には狂気化)を目の前で見て、
少年の姿と晴太の姿が同じということに気が付いたからです。
少年が去ったあとフランが
「もしもまた会えたらフランは……」と少し意味深なセリフを残しています。
このセリフの続きは
「もしもまた会えたらフランはあの少年と一緒に暮らしたい」なのです。

今まで晴太が告白してきてずっと断り続けていた理由

決して晴太の事が嫌いだったわけでもなく、いなくなって寂しい思いをするほどフランにとって大事な存在になっていたにもかかわらず何故ずっと断り続けていたのか。
それは少年の存在があったからです。
フランはあの時からずっと少年に恋心を抱いていたのかもしれません。

だから少年の正体が晴太と気が付いた時にフランは晴太の事が好きになった、
いや、元から好きだった人の正体を知ることが出来たのです。

フランは晴太の過去を知っていたのにもかかわらず何故気づけなかったのか

東方鍾愛録作中でフランが晴太の弱点である「暗闇の孤独」の事を知っていました。
これは晴太がフランに対して晴太の過去を話したことがあるからです。
フラン過去編第0話でも「お兄ちゃん程ではないけど」といってますし、フランが晴太の過去を知っているのは事実です。

じゃあ何故その地点で晴太と少年が同一人物だと確定できなかったか。
それはいたって単純で、晴太がしっかりと全てを教えていなかったからです。
まあ、簡単に言うと、大まかな話しかしてなく、その力の強さなどは伝えていなかったのです。

最後に

本編は短かったのにあとがきは非常に長くなってしまう。
それだけこの作品には裏の設定が多く、他作品に絡んでくるということです。
正直東方鍾愛録でフランと晴太が付き合ったままになる(IFじゃなくなる)ことが無ければこの作品は生まれなかったのではないかと思います。

あと本作の最終話の終わり方が微妙と思う方もいるとは思いますが、
あくまでこの作品は「フランちゃんが語っている事」であるため、ああいう終わり方になるのは何もおかしくないのです。

はれたの戯言置き場(仮)
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